※本記事は、ディベート形式で会話を展開することで議題についての知識を深めることを目的としており、本来のディベートとは異なる部分があります。予めご了承下さい。
【こんな方におススメの記事です】 〇小さな子どもを預けて夜に出かけるのは抵抗がある 〇小さな子どもを預けて夜に出掛けるのはどんなリスクがある? 〇日本以外の国はどうしているの? 【本記事のPOINT】 ✅寝かしつけを誰かに頼むことができる環境かどうか ✅イタリアやイギリスでは添い寝の割合が10%も満たない ✅離れて寝ることで自立心を養うと言われている ✅一方で、一緒に寝ることで知能レベルが上がるという研究もある
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パパ「気分転換にたまにはいいんじゃない?」
ママ「いや、なしでしょ」
おじさん「のっけから随分攻撃的だね?!まぁまぁ落ち着いて、ディベートは冷静にやるものだよ。ディベートのやり方はこちらを参照してね!」
「子どもの年齢は、花ちゃんくらいの未就学児に限定するわね」
「もちろん。でも、気をつけて欲しいのは、花ちゃんができるかどうかという話ではないということだよ」
「制限時間は5分。スタート!」
----start----
「夜に居酒屋ってことは、子どもの寝かしつけを誰かにお願いして行くってことよね?寝かしつけは育児の中でも苦労するものだし、誰かにお願いするのは難しいと思うわ」
「身近で子どもがよく慣れてる人なら大丈夫なんじゃないかな。現に保育園に通っている子なら、親のもとでなくてもお昼寝をしているわけだし」
「保育園でのお昼寝はもう子どもにとって習慣化しているものだからね。夜寝とはまた違うと思うのだけれど」
「具体的にどう違うの?」
「子どもにとって、生まれた時から今まで夜は家族と過ごす時間なわけでしょ?それが子どもにとっての習慣なわけだから、突然それが別の人に変わるのは、子どもの不安を招きかねないわ」
「つまり、子どもが小さい時から家にいて寝かしつけを含む積極的な育児をしている人であれば、夜に預けてもいいってことになるよね」
「どうかしら。その人が両親以上に子どもと関わる時間が長いかどうかの判断は難しいわね。そもそも、親は夜中に子どもに何かあったら時に対応する義務があるわ。居酒屋で酔っ払ってる場合じゃないわよ」
「保育者は、親であるとは限らないからね。例えばベビーシッターを雇っているような家庭では、寝かしつけもベビーシッターの役目かもしれない。夜中に何かあったときに対応する義務があるというのであれば、家でお酒を飲むことも駄目になるけど」
「子どもが小さいうちは、家であろうと子どもを見守ることもできないレベルまで酔うのも駄目だと思うわ。ベビーシッターを雇っているような家であっても、親の義務も責任も変わらないわ」
「それなら親が親としての責務を果たせる範囲でお酒を飲むのは良いってこと?」
「お酒がストレス発散になっている人もいるだろうし、お酒を飲むこと自体は否定できないわね」
「だとしたら、日常的に子どもを見ている親とは別の保育者が、夜の子どもの面倒を見るのは問題ないんじゃない?例えばイタリアやイギリスでは、小さいころから子どもと親は添い寝せずに離れて寝るときくし。確か、添い寝の割合は国全体の10%にも満たなかったと思うよ」
「もう少し現実的に考えた方が良いんじゃない?現実問題、ベビーシッターのような保育者に育児を頼める家庭が、日本にどれだけいるのかしら。海外と日本ではそもそも価値観だって違うのに、海外の例を日本の育児に落とし込むのは極論だと思うわ」
「極論ってほどではないと思うけど。それに、子どもの自立心を育てるためにも、小さい頃から親と子どもが離れる機会を作るのは良いことだと思うよ」
「それが夜の寝かしつけの時間帯に被ってしまうことが問題なのよ」
「日本であっても、夜に仕事に行かないといけない片親の家庭が、子どもを自分以外の誰かに預けるってケースはあると思うけど。そもそもとして、親以外が寝かしつけをすることのデメリットって何?」
「まずは圧倒的に寝かしつけが大変なこと。子どもが不安がって寝ない可能性があること。寝ても夜泣きにつながる可能性が高いこと」
「つまり、保育者側の苦労が大きいってことだよね。子どもへの影響は?」
「そもそも、本当に離れて寝ることで自立心が養われるのかしら。確か、アメリカの研究だったと思うけど、親と子どもが一緒に寝て夜に安心感が得られることで日中が活動的になって、その影響で知能スキルが離れて寝ている子どもより高かったって」
「例えそうだったとして、数日離れて寝ることがそこまで影響するとは思えないけど」
「はい!終了!」
----finish----
「なかなか5分じゃまとまらない内容だね。もう少し延長するかい?」
「いや、このままでは水掛論にしかならないと思う…疲れた…」
「じゃあ、ジャッジにうつるよ」
花ちゃん「ママ!」
「うーん、僕も花ちゃんと同じ意見かな。議論の中でもあったように、海外の価値観を日本に落とし込むのは無理があると思う。日本では両親が子どもを主に見ているという状況下において戦える何かがあればよかったんだけど」
「それ無理じゃないっすか?」
「うーん、議論の根本を覆すのであれば、寝かしつけの時間には帰ってくれば良い話だしねぇ」
「確かに!ママが寝かしつけの話を出してきた時点で、ママのワールドに引き込まれてしまったのか!」
「ディベートっていかに自分のワールドに相手を引き込むかってところも重要だからね」
「それで議論を展開されたら、私が納得しちゃってディベートにならないわよ」
「俺も花ちゃんを見ていると、現実問題は厳しいことはわかっているからなぁ。まぁ、何はともあれ、お疲れ様」
「お疲れ様でした」
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